土曜日, 10月 14, 2006
アメリカ軍は、日本海上空で核爆発放射性ガスを検出した
ロイターやAPによると10月14日に、北朝鮮の核実験による放射能についてアメリカ政府の発言がありました。
それによると、アメリカ諜報機関の高官が、匿名を条件として、北朝鮮の核実験地と推定される上空で、放射能を検出したと答えました。
そして、「これが最初の検出であるけれども、これまでに仮定されていた核兵器のものによると結論できていない」と付け加えました。
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検出された放射性ガスの結果は、北朝鮮が主張する核実験の爆風によるものと一致するとわかりましたが、まだ、決定的な結論には至っていません。
アメリカ政府高官は、「北朝鮮の核実験が『賭け事』で失敗であったといえる」とも述べています。しかし、続けて、「北朝鮮が、核実験をでっち上げようとしたとは思っておらず、たぶん、核の失敗であったかもしれない」とも述べています。
アメリカ政府高官が匿名性を条件としているのは、公式発表前で非常に敏感な性質の情報であるためです。
しかし、核爆発の後に生じる一種の放射性ガスを実験地上空で検出したことは確かであると言明しています。
それは、今週の初めに行われた北朝鮮の核実験地を明確にする分析の一つでした。
他の検出テスト、最初の空気サンプリングでは、核爆発の成功で予想される放射性分子の証拠を示さなかったとアメリカ政府情報当局者が言っています。
だからといって、これらの検出結果から北朝鮮の爆風が核爆発でなかったことを必ずしも意味するものではありません。また、サンプリング結果を明らかにする権限が、この情報当局者に与えられていませんでした。
地震波の検出分析では、既に、北朝鮮の「核実験」爆発が、予想されたものより小さいことを示しています。
また、放射性ガスの検出結果による解釈では、北朝鮮が核実験として喧伝した規模とその「成功」に関して、不確実性を強めるようにも思われます。
日本や韓国の空気サンプリングでも、核爆発に起因する放射性ガスの検出にいたっていませんが、規模が小さかったのと大気中で拡散し、収集しきれていないことも考えられます。
あるいは、日本や韓国の空気サンプリング収集では、時間と場所で見当違いがあったのかもしれません。
今回、非公式ながらもアメリカ軍が放射性ガスを検出したのは、沖縄の嘉手納空軍基地から飛び立った専門航空機WC-135でした。
その空気サンプリングは、明らかに日本と韓国の間にある日本海上空でした。
本日中に、アメリカ政府が検出した放射性ガスに関して、公式に発表するようです。
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